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お独りさま映画のススメ!①

土曜日の夜、テアトル新宿で
酔いがさめたら、うちに帰ろう」を見て来ました。
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人気漫画家西原理恵子さんと、
ご主人で戦場カメラマンの鴨志田穣さんの実話です。


鴨志田さんは重度のアルコール依存症で、
西原さんに暴言・暴力を振い、
西原さんの作品までメチャクチャにしてしまう毎日。
2人の子供を連れて、西原さんは離婚していますが、
再三血を吐いて救急車騒ぎになる鴨志田さんを見捨てられずに、
近所に住みながら、鴨志田さんを支えていました。
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映画は10度目の吐血から始まります。



何度約束をしても、アルコールを断てない、
ダメな夫鴨志田さんを浅野忠信さん、
悲しいのに、悲しすぎて、深く物を考えられず、
やっぱりもと夫を支えてしまう西原さんを永作博美さんが、
演じています。
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鴨志田さんは、もはや脳に委縮も現れ、
酔っていない時でも、まるで二重人格のように、
突然暴れだしたり、暴言を吐いたり。。。


肝臓も肺も胃腸もボロボロな状態の中、
精神病院に強制入院させられてしまいます。

外の生活とは一切遮断されたそこでの生活を、
劇中では、少し楽しげではありましたが、
かなりリアルに描かれていました。

ガラス張りの面会部屋、入院患者たちの集い、
食堂(こういう所では、病室では食事はさせず、
全員食堂での食事です。)でのいさかい、
家族に会いたいけど会えない辛さ。。。
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私の大切な人も。。。
軽いうつ病の時に、病院で必要以上に出された、
劇薬抗うつ薬に依存してしまい、
重度の薬物依存症になりました。


鴨志田さんよりも、禁断症状がひどかったけれど、
彼は、私には絶対に手はあげませんでした。
自分が壊れていくことを、ちゃんとわかっていたのです。
わかっていながら、薬を止めることはできませんでした。

籍は離れたけれど、離れられずに頼って頼られて。。。
まったく私たちのことを見ているような映画でした。

鴨志田さんは、アルコール依存症を克服し、
精神病院を退院する頃、腎臓がんが見つかります。
そして、籍は離れたままだったけれど、
残された3カ月間は、ちゃんと家族のもとへ帰ることが出来ました。
そして、この作品を残すことができました。
西原さんへの最後のラブレター。

エンディングは、海に行き、はしゃぐ子供たちと一緒に、
手をつないで、笑っている家族4人の姿。
忌野清志郎さんの「誇り高く生きよう」のエンディングテーマ曲が、
海ではしゃぐ家族の笑い声とともに流れ、
楽しい4人の笑顔で終わります。
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もっと泣きっぱなしになるかと思って、
意を決して見に行きましたが、
不思議と号泣はしませんでした。
ただただ、なぜだかずっと、止まることなく、
右目からだけ涙がつたっていました。


私も、西原さんと同じように、
悲しすぎるとあまり深く物ごとが考えられなくなる人間だったようです。
だから、こちらもうつ病にならずに済んだのでしょうね。

いい映画でした。

見て良かったって思いました。

この時期にこの作品が出て来たことも、
この作品の存在を私に知らせてくれたのも、
もしかしたら、彼から私へのメッセージなのかもしれません。

心の中の悲しみや辛さを、またひとつ、
きちんと畳んで引き出しにしまえたような気がします。

フェンディ、いい映画だったよ。
作品のご紹介はこのくらいにして、
明日は、「お独りさま映画」デビューについてのご報告もしなくちゃね。
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by fendys-mam | 2010-12-13 00:00 | ドラマ・映画・TV番組