すきやばし次郎

ミシュラン東京三ツ星5年連続受賞の「すきやばし次郎」は、
銀座のすきやばし交差点の程近く。
古びた雑居ビルの地下一階に、
ひっそり、しかし風格のあるたたずまいの店舗です。
もぉ、お高いお鮨ですからね。
「一世一代の大勝負」って感じで緊張して伺いました。

毎晩夜の部は17時と19時の2回公演。
1回の公演に3組10名までしか予約が出来ず、
19時は人気のため、なかなかとれないそうです。
カウンターは10席で、
テーブル席は3人がけ、4人がけ×2の3箇所。
カウンターで、食事を終えたお客様が、
テーブル席でデザートを頂くしくみになっています。
その日のおすすめコース20巻オンリーで、
お品書きもありません。
ご主人の小野二郎さんは、
ひたすら黙々とお客様のお鮨を握り続けます。
このエビの美しいこと。
エビとシャリが一体化しています。


美しすぎて、口に入れてしまうのが惜しくなります。

大好きな穴子は、焼かずに煮てあり、
ふわっと口の中で広がる瞬間、幸せすぎて鼻の穴がふくらみます。
これまで食べたどの穴子鮨より美味しかったです。


全てのお客様のお鮨を出し終えると、
ご主人である小野二郎さんが、
テーブル席をまわって挨拶をして下さいます。
予め購入しておいた本にサインを頂きました。

そして最後は、お店の外で、私たちが見えなくなるまで、
笑顔でお見送りをして下さいます。


日本の伝統文化を見たって感じです。
日本人の素敵な文化、ごちそうさまでした。